ファッションのセールの盲点

新作が出たばかりのシーズン初めには割高だった商品たちも、数か月すれば値下がりし始めます。食品を除けば、ファッションほど値下がりが早く、率も大きい商品はなかなか無いように感じます。少し待っていれば下がると分かっているわけですから、どうせ服を買うなら少しでも安く買いたいですよね。

値札に書かれた数字が10％や20％であればまだまだ、30％ぐらいから素材やデザインを本格的にチェック、出来れば50％を狙いたいところです。とくにデパートなんかだと数万円のものが半額となれば、予算をオーバーしても買ってしまおうかなと思うところですがちょっと待ってください。実は最近のデパートなどではアパレル販売のトリックがあるようなのです。セールで半額になった時に適正価格になるように、定価を二倍にしているそうなのです。半額と言われると凄くお買い得で、今買わないと他の人に取られてしまうかもという焦燥感にかられて購買意欲をそそられてしまいますが、これを販売側が利用しているようなのです。

安物買いの銭失いという言葉がありますが、セールの時こそ肝に銘じなくてはいけません。割引に惑わされず、品質をしっかり見極める消費者の力が必要です。